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ロンドンで紳士服文化を巡る一人旅

  • 執筆者の写真: Jillvas 日向
    Jillvas 日向
  • 2025年8月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年8月11日

サヴィルロウ通り
Savile Row通り

ロンドンには、世界中の紳士服愛好家が憧れる一つの通りがあります。

それが、ビスポークテーラーの聖地と呼ばれる Savile Row(サヴィル・ロウ)。

18世紀末、この一帯に紳士クラブが集まり、英国紳士たちが交流を深める中で誕生したのがこの通りです。

やがてここに集まったテーラーたちは、顧客一人ひとりに合わせた完全仕立てのスーツ文化を築き上げ、200年以上にわたり世界のファッション史を牽引してきました。




ハンツマン,キングスマン
HUNTSMAN                               (映画「Kingsman」の舞台となったお店)

Savile Rowのスーツづくりは、徹底した顧客主義から始まります。

採寸の段階から顧客と対話を重ね、体型や姿勢の癖、生活スタイル、さらには着用する場面まで細かく把握します。

パターンは一人ひとり専用に起こされ、仮縫い・中縫い・最終縫製の各工程で修正を加えながら、数か月かけて完成に至ります。

この「手間を惜しまない」という精神こそが、Savile Rowを唯一無二たらしめている理由です。




「Gieves & Hawkes」のエントラス
「Gieves & Hawkes」のエントラス

さらに特筆すべきは、そのシルエット。

英国式のスーツは、構築的なショルダーラインとウエストの絞り込みが特徴で、着る人の姿勢を正し、凛とした印象を与えます。

これは単なる衣服ではなく、「人を内面から変える道具」としての側面を持っています。

現地で仕立て職人と話す中で、「スーツは着る人の品格を映す鏡」という言葉が強く印象に残りました。




白洲 次郎さん
白洲 次郎さん

また、Savile Rowの歴史は日本とも縁があります。

日本人で初めてこの通りの仕立てを身にまとったと言われる白洲次郎氏は、その立ち居振る舞いと装いで“紳士”の象徴とされました。

彼が示したのは、スーツは単なる装飾ではなく、自らの意思と誇りを表現するための手段であるということです。




サヴィルロウのショップ店員
Savile Rowの店員たち

Jillvasでも、このSavile Rowの精神を受け継ぎたいと考えています。

それは「体に合うスーツを作る」ことにとどまらず、「その人の人生に寄り添い、自信と存在感を引き出す一着を仕立てる」という姿勢です。

本物の仕立てには、時間と情熱が必要です。

ロンドンで得たこの哲学は、これからのJillvasのスーツづくりの核となっていきます。






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