メンズコートの選び方|大人のためのコート特集【ビジネスから休日まで】
- Jillvas 日向

- 2 日前
- 読了時間: 7分
【はじめに】
「冬のアウターは何着も持てないから、失敗したくない」
「スーツの上にも休日服にも合うメンズコートが知りたい」
そう感じている方は少なくありません。
ひと言でメンズコートと言っても、チェスターコート、ステンカラーコート、トレンチコート、ポロコートなど種類はさまざま。シルエットや丈、生地を誤ると「重く見える」「安っぽく見える」「スーツと合わない」といった残念な印象につながってしまいます。
まずは基本の種類と役割を知り、自分のライフスタイルに合う1着を選ぶことが大切です。
Jillvasでは、オーダースーツと同じようにメンズコートも体型と用途に合わせて仕立て、冬の装い全体の完成度を高めていきます。

-この記事でわかること-
・メンズコートの代表的な種類と特徴
・ビジネス/カジュアルでの使い分け
・失敗しやすいメンズコート選びと回避方法
・季節と素材(秋〜真冬)の考え方
・世田谷・池尻大橋 Jillvasで仕立てるメンズコートの強み
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【メンズコートの主な種類】
まずはメンズコートの「基本の型」を押さえましょう。ここではオン・オフ問わず活躍しやすい代表的な4種類を取り上げます。
① チェスターコート
・特徴
テーラードカラーのシンプルなデザインで、ジャケットの延長線上にあるメンズコート。膝上〜膝丈が主流で、ビジネス・フォーマル・きれいめカジュアルまで幅広く対応します。
・印象
直線的で端正なシルエットのため、「知的」「都会的」な印象に仕上がります。スーツの上に着たときのバランスが良く、初めてメンズコートを仕立てる方にもおすすめの王道モデルです。

② ステンカラーコート(バルカラーコート)
・特徴
シンプルな襟と比翼仕立て(ボタンが隠れる前立て)が特徴のメンズコート。装飾が少なく、合わせるインナーやパンツを選びません。
・印象
チェスターコートよりも少し柔らかく、抜け感のある雰囲気に。スーツ通勤はもちろん、ニット+デニムの上からさらりと羽織っても自然になじむため、「1着でオン・オフ兼用したい」方に向いています。

③ トレンチコート
・特徴
軍用コートをルーツに持つベルト付きのメンズコート。エポーレットやガンフラップなど、ディテールが多く存在感のあるデザインです。
・印象
クラシックでドラマティックな雰囲気があり、雨の日や移動の多いビジネスパーソンにも好まれます。スーツの上に合わせる場合は、装飾をやや控えめにしたモデルを選ぶと上品にまとまります。

④ ポロコート・アルスターコート
・特徴
ダブルブレスト、ボリュームのある襟、腰ベルトなどが特徴の厚手メンズコート。カシミアやヘビーウールで仕立てると真冬でも頼もしい存在になります。
・印象
重厚感と貫禄が出るため、年齢を重ねたお客様や「冬場の装いで一歩差をつけたい」方に適しています。ビジネスだけでなく、ドレスアップしたディナーシーンにもよく映えます。
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【ビジネスシーンにふさわしいメンズコート】
ビジネス用のメンズコート選びでは、スーツとの相性と「信頼感」が何より重要です。
・色の選び方
ネイビー、チャコールグレー、ブラックが基本軸。
初めての1着なら、やや柔らかさも感じられるネイビーかチャコールグレーがおすすめです。ブラックはフォーマル寄りの印象が強く、冠婚葬祭にも対応しやすいカラーです。
・丈の目安
膝上〜膝ジャスト程度が汎用性の高いバランスです。
短すぎると軽く、頼りなく見えやすく、逆に長すぎると重く見えてしまいます。身長やスーツジャケットの着丈とのバランスを確認しながら決めることが大切です。
・型の選び方
最初の1着:チェスターコート
→ スーツの延長として違和感がなく、役職者や大切な商談にも対応できる万能型。
2着目以降:ステンカラーコートや控えめなデザインのトレンチコート
→ 汎用性を保ちつつ、ニュアンスの違う印象を楽しめます。
-チェスターコート vs ステンカラーコート-
・きちんと感を最優先したい方
→ チェスターコート。直線的なラインがVゾーンを引き立て、「仕事ができる」印象を強めてくれます。
・汎用性と軽快さを重視したい方
→ ステンカラーコート。スーツの上はもちろん、休日のニットやシャツの上にもよくなじみ、1着で幅広く着回せます。

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【休日に映えるメンズコートの着こなし】
メンズコートは、組み合わせ次第で休日スタイルを一段引き上げてくれる存在です。
・チェスターコート × ニット × デニム
インナーをタートルネックやクルーニットに変えるだけで、きれいめカジュアルに。足元をスニーカーにすれば、程よく力の抜けた大人の休日スタイルが完成します。
・ステンカラーコート × パーカー × スラックス
カジュアルなパーカーも、上から上質なステンカラーコートを羽織ることで大人仕様に。色数を2〜3色に絞ると、子どもっぽくならず上品さを保てます。
・トレンチコート × ジャケパンスタイル
ビジネスカジュアルが多い方には、ジャケット+パンツの上に薄手のトレンチコートを。春先や秋口の温度調整がしやすく、出張や移動の多い日にも重宝します。
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【素材とシーズンの考え方】
メンズコートは「いつ着るか」によって、選ぶべき素材が変わります。
① 秋〜初冬(10〜11月)
・ウール×ナイロンなどの軽めの混紡
・フランネル、ライトメルトンなどの中肉生地
まだ本格的な寒さではない時期は、軽さと通気性を優先します。ステンカラーコートやトレンチコートとの相性が良く、オン・オフ兼用の1着として活躍します。
② 真冬(12〜2月)
・ヘビーウェイトのウール
・カシミア、ウールカシミア
・ツイード、ボアライニング付き生地など
防寒性が最優先となる時期です。チェスターコートやポロコートを厚手の生地で仕立てれば、スーツの上から羽織っても十分な暖かさを確保できます。
-豆知識:チェスターコートの由来-
チェスターコートは、19世紀イギリスのチェスターフィールド伯爵が好んで着用していたことから名付けられたとされています。もともとは夜会や社交の場にふさわしい「正統派の外套」として発展し、現在でもフォーマルシーンに強いメンズコートとして根強い支持を集めています。
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【よくあるメンズコート選びの失敗例】
・スーツの上に着るからと、大きすぎるサイズを選んでしまう
肩が落ちて全体のラインが崩れ、だらしない印象になります。必要なのは「大きめサイズ」ではなく、「スーツの上から着ても美しく見える設計」です。
・着丈がトレンドだけに引きずられている
極端に短い丈は一見軽快ですが、ビジネスシーンでは頼りなく見えることも。逆に長すぎると重く、動きづらさにつながります。身長・体型・シーンのバランスを前提に決めることが重要です。
・素材感と用途が噛み合っていない
休日中心なのに光沢の強いフォーマル寄りの生地を選ぶと、カジュアルスタイルから浮いてしまいます。ビジネス中心の方がカジュアルすぎるメルトンやワーク系の生地を選ぶと、信頼感が損なわれることもあります。
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【Jillvasで仕立てるメンズコートの強み】
Jillvasでは、スーツと同じようにメンズコートも「体型」「用途」「好みの雰囲気」を丁寧にヒアリングしたうえでご提案します。
・生地の選択肢
ロロピアーナやドーメルなどのインポート生地から、上質な国産生地まで幅広くご用意。ビジネス用のメンズコートか、休日も兼用する1着かによって、最適な素材を一緒に選んでいきます。
・パターンとシルエットの微調整
肩周りの構築感、胸のボリューム、ウエストライン、着丈などをミリ単位で調整することで、「着心地」と「見た目の美しさ」を両立させます。メンズコート特有の重さを感じにくいバランス設計も可能です。
・サロンならではの体験
世田谷区池尻のプライベートサロンで、照明や鏡の角度を含めて全身のバランスを確認しながらフィッティングを行います。メンズコートを羽織ったときの後ろ姿や横姿までチェックし、「自分に似合う1着」を一緒に見つけていきます。
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【まとめ】
メンズコートは、冬の装い全体の印象を決める「顔」のような存在です。
種類・丈・素材の特徴を理解し、自分のライフスタイルに合う1着を選べば、ビジネスでも休日でも「大人の余裕」を感じさせるスタイルが完成します。
知識を活かして仕立てを体感したい方は、ぜひJillvasへご相談ください。
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